逢う魔が時刻

妖魔とも過去に何度も縁が深かった私。
幼い時は妖怪たちに追われる夢に何年も苦しまされた。4つから3年くらいかな‥。
恐くて仕方なかったくせにそれがずっと忘れられなくて、自分はなんなんだろう?と、幼い時から知りたかった。
初めて自分と向き合ったとき。
うちの中の物音や気配にとにかく敏感で、一人でいることができなかった。

大人になって、強く自分のことを知りたいと願った日、一番はそのことだった。
そして、何だったのかを知った。
それは恐怖ではなく安堵へ、変わった。
でも、私にとっては暗い一部分でもある。
もう過去には執着しない私だけれど、何かおこってしまうとその時の自分をはっきりと感じてしまうのです。

新しい勉強を始めたからか、またその時の感覚がかなり強くなってしまったみたい。
今日の夕方からかなり激しくて、外からゴンゴン家を叩く音がしたり‥うちの中にも。
あぁ‥呼んでしまったんだ‥と思った。
でも、闇を観るのではなく、そこからも光を観なければならない。
今はただ純粋な子どもではないのだから、小さな私よりも難しく感じるけれど
だけど、今の私にその修行はもう必要ないよ。
これもきっぱり縁をきって手放さなければならない一つだったんだなあ‥と思った。過去の自分は強い闇を背負ってるみたいで、すごくイヤだったんだよね。
でも、過去の自分を怖がらないで受け入れないといけないな‥と思った。せっかくたくさん修行してくれたんだから、私はもっと美しい形でこの世に引き継がなければならない。

夜中に決別する祈りを捧げて、お浄めをしてみんなに帰ってもらいました。
私がそんな記憶を蘇らせたものだから、嬉しかったみたい。最後の挨拶だったんだなぁ。
これで、本当にさようならだよ。どうもありがとう。
うちの中はまた穏やかに、変わっていました。

逢う魔が時刻
夕闇が訪れ、人々が帰路に向かい安堵する時。
いたずらずきな小物たちが動きだす。
その時はようく注意しないと犬夜叉が出てくる時間だよ。
娘に伝えます。

犬夜叉はホントはいい奴だけど、アニメになってて子どもにはわかりやすい。
何事も、いい方に使わなければ。妖怪はかわいい子どもも大好き。うちの子はそのときによって、私が作ったお守りをつけていますが、赤や黒の勾玉がやっぱりいいかもねぇ。今日はこれ‥なんて自分で決めてますよ。

よくないものも確かにあるんだけれど
もっと、明るい部分、美しい部分に意識をむけよう。

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