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成長と気づきをもたらしてくれる関係

by admin ~ 6月 16th, 2006. Filed under: MENU, こころ, コラム.

娘が体調を崩してから、今日まで‥考える時間がたくさんあったし、また気づきも多かった。ほんの少し飲ませた薬の副作用はまだ身体に残っているようだし、体力が回復する、本調子に戻るまでは私も油断できないなぁ‥という出来事が続く。

今日も朝から娘のことでひとやまあり、くったりと疲れる。が、母はイチイチめげてはいけないのだ!と自らを奮いたたせた。
でもこんな時は、やっぱり人にお話するのが一番だし、受け止めてもらいたいと思う。
「今ある私自身」の元気のツボを熟知している、泣かせてもらえる懐をもっているのは両親を含め、友人が数人。その人たちが支えてくれている、信じてくれている、勇気を与えてくれる‥とこころからわかっているから、私はほぼ一瞬で気分を切り替えられるようになり、頑張れるようになったし、孤独感がなくなった。その関係は、揺らぎやすい現実世界の中で、私の「ベース」、本来あるべきところへ戻るように‥と神様から用意してもらったギフトのように感じる。

こころから信頼できる人、こころの友というのは、たくさんは必要ないし、そうできるものではないと思っている。そして、お互いを切磋琢磨し、素晴らしい成長と気づきをもたらしてくれう関係もそう多くはないと思う。寂しいから、誰でもいい‥というのは自分の孤独感を広げる結果に繋がることもある。でも、そこで自分が何故孤独なのか‥ということに気づき、真剣に向き合うことができたら「無限の愛」を受け取ることができるようになるかもしれない。

自分の過去の人間関係を振り返ってみると、付き合いのいい性質だったので多くの友人がいたし、遊び仲間、親友がいた。自分の精神的な成長に関わる学びを一緒に共有できる友もいた。本当に人に囲まれた人生‥という感じ。人と会うことに時間を費やし、楽しみがあった。でも孤独感はなくならなかったなぁ‥と思う。
でも、自分が変化するにつれて、一番に現れてきたのは周囲との人間関係で、大きな転機はやはり3年前に仙台に引っ越しした時だった。
新しい出会いがあれば喜びがあり、一つの学びが終わって分かれがくれば悲しみ、人との出会いと分かれで一喜一憂し、すごく自分のこころが不安定で左右されたように感じたこともあった。人間関係で本格的に揺らぎがなくなったのは、色々なことを整理して新たなステージに立った、やはり札幌に帰ってきてからかな‥と思う。

自分が何かにくじけそうになった時は、必ず強い決意をした日を思い出す。
「自分の命にかえても、この子を守り続けよう。自分が思い描く幸せを日々感じれるように、どんなことにもくじけずに頑張ろう!」
と決意した自分のこころに帰ってくる。
私の本質が全開になったその時の意識は、私が弱音を吐いたときに、一番の応援をくれている。これは究極的な意識であり、人は窮地に追いつめられたときに、本当の自分をみるのだと実体験したんだと思う。私には「守るもの」がある。それは生きる強さになり、なにごとにもかえがたい信念になっている。

本当に自分が願っている輪を広げるには、こころを強くもち続けるしかない。
そして、自分のスピリットが「こころから出会いたい」と願っている方たちに祈り続けるしかない。
私は死ぬまで、必要としてくださる方たちに愛の言葉を伝え、形にし続けたい。

#自分のことも振り返ってみてですが‥カウンセリングでは、人間関係(親子、夫婦含め)に悩んでいる方の御相談が多い。どんなに嫌いな人でも、苦手な人でも、周囲にいる人たちひとりひとりは、必ず自分の鏡になってくれていることを忘れないでほしい‥と思います。ただ相手に不満を持つのではなく、自分の足下をみてみること。そして、何を願ってくれているのか‥と本質を感じられるようになると、本当に楽になっていきます。

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